「ノートブックが増えすぎて、どれに何を入れたか分からなくなった」「資料を読み込ませたのに、あとから探せない」——Gemini Notebookを使い込むほど、こうした悩みが出てきます。
実はこの整理の問題、2026年7月に追加された新機能で大きく改善できます。
ただし、この機能には多くの人が誤解しているポイントが1つあり、そこを知らないまま使うと期待どおりに動かず戸惑うことになります。
この記事では、Gemini Notebookで資料を分類する方法を、新機能の使い方と「できないこと」の両面から初心者向けに解説します。
なお、Googleは2026年7月16日に「NotebookLM」の名称を「Gemini Notebook」へ変更しました。
別のサービスに変わったわけではなく、作成済みのノートブックや資料はそのまま使えます。
名称の表示は順次切り替わるため、環境によってはまだ「NotebookLM」と表示されることがあります。
基本的な使い方から知りたい方は、別記事で詳しく解説しています。
→ NotebookLMの使い方を初心者向けに解説|PDFを読み込ませる基本手順
資料が増えると何が起きる?
Gemini Notebookを使い始めると、たいてい次の順番で困りごとが出てきます。
最初は1つのノートブックにどんどん資料を入れていきます。
ところが資料が増えるにつれ、質問しても関係のない資料の内容が混ざった回答が返ってくるようになります。
そこで「テーマごとにノートブックを分けよう」となるのですが、今度はノートブックそのものが増えすぎて、目的のものを探せなくなるわけです。
整理の悩みは、この2段階で発生します。
どちらの段階にいるかで、やることが変わります。
要点:資料が多いなら「ノートブックを分ける」、ノートブックが多いなら「コレクションでまとめる」
コレクションでノートブックを分類する

2026年7月21日から、ノートブックをテーマごとにグループ分けできる「コレクション」機能の展開が始まりました。
増えすぎたノートブックを整理するための機能です。
コレクションの作り方
画面のコレクションのタブから新しいコレクションを作成し、タイトルを付けます。
あとは、まとめたいノートブックをそのコレクションに追加していくだけです。
タイトルとは別に絵文字を設定できるので、一覧の中から視覚的に見つけやすくなります。
「仕事」「勉強」「家のこと」のように大きく分けて、それぞれに絵文字を付けておくと探す時間が短くなります。
1つのノートブックを複数のコレクションに入れられる
コレクションの便利なところは、1つのノートブックを複数のコレクションに追加できる点です。
たとえば「来期の予算資料」というノートブックを、「仕事」と「今月よく使うもの」の両方に入れておけます。
パソコンのフォルダのように「どこか1か所にしか置けない」という制約がないため、分類に迷いにくくなっています。
一時的に使うものだけをまとめたコレクションを作っておき、使い終わったらコレクションだけ削除する、という使い方もできます。
コレクションを削除しても、中のノートブックは消えません。
気軽に作って、気軽に片付けられる機能です。
分け方の例
迷ったときは、次の3つの切り口のどれかで分けると失敗しません。
- テーマ別 ——「仕事」「趣味」「子どもの学校関係」など内容で分ける
- 時期別 ——「2026年前半」「今月使うもの」など時間で分ける
- 用途別 ——「調べもの用」「資料作成用」など目的で分ける
最初から完璧に分類しようとしないことが続けるコツです。
まずは大きく3つほど作り、増えてきたら細かくしていくほうが長続きします。
コレクションでは「できないこと」に注意
ここが最も大事な部分です。名前から想像するより、コレクションができることは限られています。
コレクションは、ノートブックの一覧をまとめて見やすくするための機能です。
次のようなことは、対応するとは発表されていません。
- コレクション内のノートブックの資料をひとつにまとめること
- コレクション単位で「この中の資料全部から答えて」と質問すること
- あるノートブックでのやりとりを、同じコレクション内の別のノートブックに引き継ぐこと
- コレクション内のノートブック同士の関連性を自動で見つけること
つまり、コレクションを作っても、資料を横断して質問できるようにはなりません。
質問はこれまでどおり、ノートブックを1つ開いて、その中の資料に対して行います。
複数の資料をまとめて比較したいなら、コレクションではなく同じノートブックの中に資料を入れる必要があります。
ここを取り違えると「まとめたのに答えてくれない」と悩むことになります。
要点:コレクションは「探しやすくする」機能であって、「まとめて質問する」機能ではない
ノートブックの中の資料を整理する
コレクションはノートブックを整理する機能でした。
次は、ノートブックの中の資料そのものをどう整理するかです。
1つのノートブックに詰め込みすぎない
無料版では、1つのノートブックに追加できる資料は50個までです。
数だけ見ると余裕がありそうですが、上限に達する前に精度のほうが先に落ちます。
関係のない資料が同じノートブックに入っていると、質問したときに無関係な内容が混ざった回答が返ってきやすくなるためです。
目安として、「この資料とこの資料を並べて比較することがあるか」を基準にしてください。
比較しないもの同士は、別のノートブックに分けたほうが結果が安定します。
資料を追加できなくなったら
上限に達すると、新しい資料を追加できなくなります。
エラーが出たときの確認手順は、別記事で詳しく解説しています。
→ NotebookLMでソースを追加できない原因と確認順
ノートブックが上限に達したら
作れるノートブックの数は無料版で最大100です。
上限に達したら、使い終わった古いものを削除して枠を空けます。
ただし、削除したノートブックや資料は元に戻せません。
元のファイルは必ず自分のパソコンやGoogleドライブに残しておいてください。
元ファイルさえあれば、消してしまってもアップロードし直せます。
必要な資料だけ選んで精度を上げる
分類とあわせて覚えておきたいのが、質問するときに参照する資料を選ぶ方法です。
ノートブックの中に10個の資料が入っていても、質問に関係するのが2つだけなら、その2つだけにチェックを入れて質問します。
関係ない資料を外すだけで、回答がぐっと的確になります。
分類は「探すため」、資料の選択は「精度を上げるため」と役割が違います。
両方を使い分けると、資料が増えても使いやすさが保てます。
モバイルアプリではまだ使えない
コレクション機能は、現時点ではWeb版で利用できる機能です。
スマートフォンのアプリには展開されていません。
スマホでノートブックを整理したい場合は、ブラウザからWeb版を開くか、パソコンで整理してからスマホで使う形になります。
今後アプリにも展開される可能性はありますが、現時点では確認できていません。
よくある質問

コレクションはどのプランで使える?
順次展開されている機能のため、アカウントによってはまだ表示されないことがあります。
画面にコレクションのタブが見当たらない場合は、しばらく待ってから確認してみてください。
コレクションを削除すると、中のノートブックも消える?
消えません。
コレクションはノートブックをまとめて表示するための入れ物なので、削除してもノートブック自体は残ります。
削除後もノートブックの一覧から開けますし、中の資料もそのままです。
これは無料アカウントでも有料プランでも同じでした。
そのため、「一時的にまとめておいて、使い終わったらコレクションだけ削除する」という使い方も安心してできます。
ただし、ノートブックそのものを削除した場合は元に戻せません。
コレクションの削除とノートブックの削除は別の操作なので、混同しないよう注意してください。
資料を横断して質問したいときはどうする?
比較したい資料を、同じノートブックの中に入れてください。コ
レクションでまとめても横断的な質問はできません。「並べて比較したいもの」を基準にノートブックを作るのが確実です。
1つのノートブックに何個まで資料を入れられる?
無料版では最大50個です。
ただし、上限まで入れると回答の精度が落ちやすいため、関連性の高い資料だけを入れることをおすすめします。
スマホでもコレクションを使える?
現時点ではWeb版のみの提供です。
スマホから使いたい場合は、ブラウザでWeb版を開いてください。
検証情報 この記事はGoogleの公式発表および実際の動作をもとに構成しています。コレクションの削除については、無料アカウントと有料プラン(Google AI Plus)の両方で動作を確認しました。Gemini Notebookの機能は順次展開・更新されており、アカウントによって表示が異なる場合があります。最新の内容は公式ヘルプでご確認ください。 最終確認:2026年8月時点
もっとAIを活用したい方へ
資料の整理以外にも、AIで作業を効率化できる場面はたくさんあります。
気になる記事から読んでみてください。
- Gemini Notebookの基本操作を知りたい方は → NotebookLMの使い方を初心者向けに解説|PDFを読み込ませる基本手順
- 長文資料の整理先で迷っている方は → ClaudeとNotebookLMの資料整理の違い|長文資料の整理先はどっち?
- AIで情報を整理したい方は → AIで情報整理するなら何がおすすめ?初心者向けツール5選と選び方
- 資料を追加できないときは → NotebookLMでソースを追加できない原因と確認順
まとめ|まずコレクションを3つ作ってみる
Gemini Notebookでの資料の分類は、2段階で考えます。
- ノートブックが増えすぎた → コレクションでグループ分けする
- 1つのノートブックに資料を詰め込みすぎた → ノートブックを分ける
- コレクションは「探しやすくする」機能。まとめて質問はできない
- 比較したい資料は、同じノートブックの中に入れる
- 質問時は必要な資料だけ選ぶと精度が上がる
- 削除は元に戻せない。元ファイルは必ず手元に残す
最初の一歩は、「仕事」「勉強」「その他」の3つだけコレクションを作って、既存のノートブックを振り分けてみることです。
細かく分けるのは後からで構いません。
3つに分けるだけでも、目的のノートブックにたどり着く時間がはっきり短くなります。
この記事のポイントまとめ
- NotebookLMは2026年7月にGemini Notebookへ名称変更。中身は同じで移行作業は不要
- コレクションはノートブックをテーマごとにまとめる新機能。絵文字も設定できる
- 1つのノートブックを複数のコレクションに入れられる
- コレクションでまとめても、資料を横断して質問することはできない
- 比較したい資料は同じノートブックへ。無料版は1ノートブックに50個まで
- 現時点ではWeb版のみで、スマホアプリには未展開


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