Geminiで資料を作る方法|Googleスライド・ドキュメントに書き出す手順

会議室でノートパソコンのスライドを確認する女性 目的別AI

「会議の資料、明日までに作らないといけない」「提案書のたたき台だけでも誰かに作ってほしい」——資料作成に追われていると、そんな気持ちになりませんか。

Geminiは資料のもとになる文章を作れるうえ、GoogleドキュメントやGoogleスライドにそのまま書き出せます。 実際に試したところ、13枚のスライドが数分で完成しました。

ただし、頼み方によって書き出せる形式が変わります。 普通に頼むとドキュメントにしかできず、スライドにするには別の機能を使う必要があります。ここを知らないと「スライドにできない」と諦めることになります。

この記事では、構成案づくりから書き出しまでの手順を、実際に試した画面の流れに沿って解説します。

資料作成は3つの段階に分ける

いきなり「資料を作って」と頼むより、段階を分けたほうが仕上がりが良くなります。

  • 段階①:構成案を作る——何をどの順番で話すかを決める
  • 段階②:各ページの文章を作る——構成に沿って中身を埋める
  • 段階③:書き出す——GoogleドキュメントやGoogleスライドに移す

いきなり完成品を求めると、話の流れが不自然になったり、必要な項目が抜けたりします。先に骨組みを固めてから中身を作るほうが、結果的に早く終わります。

要点:構成案 → 各ページの文章 → 書き出し。この順番で進める

段階①:構成案を作る

まず、資料全体の流れを決めます。

社内会議用に、AI活用の提案資料の構成案を作って

これだけで、章立てされた構成案が返ってきます。実際に試したところ、表紙から始まって背景・課題・提案内容・費用・スケジュール・決裁依頼まで、9つの章に分かれた案が出てきました。

使う場面を伝えると精度が上がる

「社内会議用」「取引先への提案用」「新人研修用」——誰に何を伝える資料なのかを添えると、構成の組み立てが変わります。

社内向けなら決裁のポイント、社外向けなら信頼性の担保、というように重点が変わるためです。

枚数を指定すると調整しやすい

8枚程度のスライドにまとめたい

このように伝えると、その枚数に収まる構成を考えてくれます。会議の持ち時間が決まっているときは、先に指定しておくと後の調整が減ります。

段階②:各ページの文章を作る

構成案ができたら、中身を埋めていきます。

この構成案の「具体的な活用シーン」の部分について、
スライドに入れる文章を作って

章を指定して頼むと、その部分だけを詳しく書いてくれます。全体を一度に作らせるより、気になる章から順に埋めていくほうが調整しやすいです。

Geminiから提案してくることもある

試していて気づいたのですが、構成案を出したあとに「この部分の詳細なテキストを作成しますか?」と聞いてくることがありました。

自分でプロンプトを考えなくても、提案に乗るだけで次の段階に進めます。返答は「はい」で構いません。

段階③:Googleドキュメント・スライドへ書き出す

スライド編集画面が表示されたノートパソコン

ここが最もつまずきやすい部分です。頼み方によって、書き出せる形式が変わります。

通常のチャットで作った場合

回答の下にあるアイコンから書き出せますが、目立つ場所にはありません。

いいねやコピーのアイコンが並んでいる右端の「…」(その他)をクリックしてください。ここを開くと、次の項目が出てきます。

  • 新しいチャットに分岐
  • 読み上げる
  • Google ドキュメントにエクスポート
  • Gmail で下書きを作成

選べるのはドキュメントとGmailだけで、スライドはありません。 通常のチャットで作った内容は、そのままではスライドにできないということです。

「エクスポートのボタンが見当たらない」と感じたら、この「…」の中を確認してみてください。

スライドにしたいならCanvasを使う

スライドとして書き出すには、Canvas(キャンバス)という機能を使います。

入力欄の左側にある「+」をクリックすると、メニューが開きます。その中に「Canvas」があるので選んでください。あるいは、プロンプトの冒頭に「Canvasで」と書いても構いません。

Canvasで、AI活用の提案資料をプレゼン資料として作って

こう頼むと、資料が生成されてカードが表示されます。「開く」を押すと、画面の右側に別ウィンドウが開きます。 ここがCanvasの作業画面です。

実際に試したところ、表紙のデザインまで含めて13枚のスライドが出来上がっていました。左右の矢印でページを送って確認できます。

書き出しは3つの形式から選べる

Canvas画面の右上に「エクスポート」ボタンがあります。ここから3つの形式を選べます。

  • スライド——Googleスライドとして保存される
  • PDF——そのまま配布や印刷に使える
  • PPTX——PowerPoint形式。Googleスライドを使っていない相手にも渡せる

「スライド」を選ぶと、画面の左下に「スライドを作成しています…」と表示されます。完成すると「新しいスライドを作成しました」というメッセージと「スライドを開く」ボタンが出るので、それを押すと別のタブでGoogleスライドが開きます。

この表示は左下に小さく出るので、見逃さないよう注意してください。

デザインは保たれる

書き出すとレイアウトが崩れるのではと心配になりますが、試した限りではCanvas上の見た目がそのまま再現されていました。 背景色、文字の配置、セクションの区切りページまで保たれています。

もちろん、書き出した後にGoogleスライド上で自由に編集できます。会社のテンプレートに合わせたいときは、色やフォントだけ調整すれば済みます。

要点:通常のチャットはドキュメントのみ。スライドが必要ならCanvasを使う

図表が必要な部分の扱い

資料には、グラフや図解を入れたい場面があります。ここは注意が必要です。

数値のグラフは、自分で作るほうが確実です。 AIに「グラフを入れて」と頼むこともできますが、元になる数字が正確でなければ意味がありません。手元のデータをもとに、Googleスライドやスプレッドシートで作成してください。

一方、図解のアイデア出しには使えます。

この内容を図で表すなら、どんな構成がいいか提案して

こう聞くと、「3つの要素を並べる」「時系列で矢印を引く」といった案を出してくれます。構成を考えてもらい、実際に描くのは自分という分担が現実的です。

書き出したあと、Googleスライドの図形ツールで作り込む流れになります。

そのまま使わないための確認点

画面と手元の資料の数字を照らし合わせる男性

ここが最も大事な部分です。AIが作った資料は、必ず自分で確認してから使ってください。

数字と事実は必ず裏を取る

生成された資料には、もっともらしい数字が入っていることがあります。 「業務時間が30%削減」「導入企業は200社」といった具体的な数値です。

これらは、根拠のないまま書かれている可能性があります。社内の実績や公式の統計で確認できない数字は、必ず消すか、正しい数字に置き換えてください。

会議で「この数字の根拠は?」と聞かれて答えられないと、資料全体の信頼が失われます。

自社の状況に合っているか

AIは一般的な会社を想定して書きます。自社の規模、業種、これまでの経緯は知りません。

  • 部署名や役職名が実際のものと合っているか
  • 提案の前提が、自社の状況とずれていないか
  • すでに導入済みのものを「新規提案」として書いていないか

固有名詞と日付

会社名、製品名、日付は特に間違えやすいポイントです。書き出したあとに、目視で一つずつ確認してください。

機密情報を入れない

資料を作らせるとき、社外秘の数字や顧客情報を入力するのは避けてください。 「〇〇」のように伏せた形で頼み、書き出した後に実際の数字を入れるほうが安全です。

要点:数字・固有名詞・日付は必ず確認する。根拠のない数値はそのまま使わない

よくある質問

無料版でも使える?

構成案の作成やCanvasでの資料生成は、無料版でも利用できます。ただし1日に使える回数には制限があるため、何度も作り直すと上限に達することがあります。

PowerPointでも使える?

使えます。Canvasのエクスポートで「PPTX」を選べば、PowerPoint形式で保存されます。Googleスライドを使っていない環境でも開けます。

書き出したスライドを編集できる?

できます。Googleスライドで開いたあとは、通常のスライドと同じように編集できます。文字の修正、画像の差し替え、ページの追加も自由です。

エクスポートでエラーが出る

会社や学校のアカウントを使っている場合、管理者の設定で書き出しが制限されていることがあります。個人のアカウントでは問題なく使えるのに、仕事用だとエラーが出るときは、この可能性が高いです。

Google Workspaceとの接続でつまずいている場合の対処は、別記事で詳しく解説しています。→ GeminiでGoogle Workspaceに接続できない時の対処

資料のもとになる情報を整理したい

複数の資料を読み込ませて整理したい場合は、資料専用のツールが向いています。使い方は別記事で解説しています。→ Gemini Notebook(旧NotebookLM)で資料を分類する方法|コレクション機能の使い方

アンケートや案内文も作れる?

作れます。Googleフォームの案内文を作る方法は、別記事で詳しく解説しています。→ ChatGPTでGoogleフォームの案内文を作る方法|回答をお願いする例文とURLの添え方

検証情報 この記事は実際にGeminiで資料を生成し、Googleスライドへの書き出しまで動作を確認した結果をもとに構成しています。Geminiの機能や画面表示は頻繁に更新されるため、最新の対応状況は公式ヘルプでご確認ください。 最終確認:2026年8月時点

もっとAIを活用したい方へ

資料作成以外にも、AIで仕事を効率化できる場面はたくさんあります。気になる記事から読んでみてください。

まとめ|スライドにしたいならCanvasを使う

Geminiでの資料作成について、ポイントを整理します。

  • 構成案 → 各ページの文章 → 書き出し、の3段階で進める
  • 通常のチャットでは、Googleドキュメントにしか書き出せない
  • 書き出しボタンは「…」の中にあり、目立たない
  • スライドにしたいときはCanvasを使う
  • Canvasならスライド・PDF・PPTXの3形式で書き出せる
  • 書き出し後の表示は画面左下に出るので見逃さない
  • 数字と固有名詞は必ず自分で確認する

一番覚えておいてほしいのは、スライドが必要ならCanvasを使うということです。これを知らないと、せっかく作った内容をコピー&ペーストで貼り直すことになります。

そして、出来上がった資料はあくまでたたき台です。数字の根拠と自社の状況だけは、自分の目で確かめてから会議に持っていってください 😊

この記事のポイントまとめ

  • 資料作成は「構成案・各ページの文章・書き出し」の3段階に分ける
  • 通常のチャットの書き出しは「…」の中にあり、ドキュメントのみ
  • スライドにするにはCanvasを使う。「+」メニューから選べる
  • Canvasならスライド・PDF・PPTXの3形式で書き出せる
  • 書き出したスライドはデザインが保たれ、そのまま編集できる
  • 生成された数字や固有名詞は、必ず自分で確認してから使う

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