「資料をまとめてZIPにしたけれど、ChatGPTに渡せるのかな」「調べたら『ZIPは非対応』と書いてあった」——そう思って、わざわざ解凍してから1つずつ添付していませんか。
実は、その手間は必要ありません。
検索すると「ZIPはサポートされていない」「展開してからアップロードしましょう」という情報が多く見つかります。
ところが実際に試してみると、ZIPをそのまま添付するだけで、中身を全部読んでくれました。
この記事では、実際にChatGPTへZIPファイルを渡して確かめた結果と、パスワード付きZIPの扱い、使うときに気をつけたいことを整理します。
結論:読めます。解凍は不要です
ZIPファイルをそのままChatGPTに添付すると、中身を展開してファイル一覧を作り、それぞれの内容まで読み取ってくれます。
しかも、次のような条件でも問題ありませんでした。
- 日本語のファイル名(文字化けせずに読める)
- サブフォルダの中に入っているファイル
- テキスト・CSV・マークダウンなど複数の形式が混在した状態
わざわざ解凍して1つずつ添付する必要はありません。
フォルダごとZIPにまとめて渡すほうが、はるかに早く済みます。
要点:ZIPはそのまま添付できる。中身を展開して、サブフォルダの中まで読んでくれる
なぜ「読めない」という情報が多いのか
検索すると、対応していないという情報のほうが目立ちます。
理由は、公式に案内されている対応形式の一覧に、ZIPが含まれていないためです。
PDF、Word、Excel、テキスト、画像——こうした形式は正式に案内されていますが、ZIPはそこに載っていません。
そのため「非対応」と紹介されることが多いのです。
ただ、案内に載っていないことと、実際に動かないことは別です。
ChatGPTにはアップロードされたファイルを解析する仕組みがあり、その中でZIPの展開も行われているものと考えられます。
正式に案内されている機能ではないという点だけは、頭に入れておいてください。
今後の仕様変更で、扱いが変わる可能性はあります。
実際に試した結果

検証用に、次のような中身のZIPを作って試しました。
- 売上メモ.txt(日本語ファイル名のテキスト)
- readme.md(マークダウン)
- 顧客リスト.csv(表形式のデータ)
- サブフォルダ/隠れたメモ.txt(フォルダの中に入れたファイル)
これを添付して「中身を全部教えてください」と頼んだところ、フォルダの構造を図で示したうえで、4つのファイルすべての内容を要約して返してきました。
サブフォルダの中に隠したファイルにだけ書いておいた合言葉も、正確に読み取っていました。
表面のファイルだけでなく、階層の奥まで展開できているということです。
日本語のファイル名も、そのまま正しく表示されました。
無料版でも同じ結果でした
有料版だけの機能ではないかと考え、無料アカウントでも同じZIPを試しました。
結果は同じで、サブフォルダの中まで問題なく読み取れました。
プランによって使える・使えないが分かれる機能ではないようです。
パスワード付きZIPはどうなる?
パスワードをかけたZIPも試してみました。
こちらは少し違う動きをします。
パスワードを伝えないとき
添付すると、ファイル名の一覧までは表示されます。
ただし各ファイルの中身は「暗号化されているため読み取れない」と返ってきました。
これはZIPの仕組みどおりの動きです。
パスワード付きZIPは、中身のデータだけが暗号化され、ファイル名の一覧は暗号化されないためです。
このとき、ChatGPT側から「パスワードを教えてもらえれば開きます」と提案してきます。
なお無料版では、この状態で日本語のファイル名が文字化けして表示されることがありました。
構造は分かるものの、名前が読めない状態です。
パスワードを伝えたとき
チャットでパスワードを伝えると、そのまま展開して、全ファイルの中身を読み取ってくれました。
ここでも無料版と有料版で差はありませんでした。
要点:パスワード付きは「ファイル名だけ見える」状態。パスワードを伝えれば中身も読める
パスワードをチャットに入力する前に

技術的にできることと、やっていいことは別です。ここは慎重に考えてください。
チャットに入力したパスワードは、そのサービスに送信されます。
業務で使っているパスワード付きZIPを開かせるということは、そのパスワードごと外部のサービスに渡すということです。
特に次のような場合は避けてください。
- 会社から支給された資料や、社外秘のデータが入ったZIP
- 顧客情報や個人情報を含むファイル
- 他の用途にも使い回しているパスワード
パスワードをかけているということは、そもそも人に見せたくない中身だということです。
その資料をAIに渡してよいかどうかは、パスワードを入力する前に一度立ち止まって判断してください。
自分で作ったテスト用のファイルや、公開しても差し支えない資料であれば問題ありません。
うまく読み取れないときは
試していて読み取れない場合、次の点を確認してみてください。
ファイルのサイズが大きすぎる——ZIP全体が大きいと、途中でエラーになることがあります。中身を減らして分割すると通ることがあります。
中身のファイル数が多すぎる——数十、数百のファイルが入っていると、一部しか処理されないことがあります。
画像として保存されたPDFが入っている——紙をスキャンしたPDFは、ZIPの外でも中でも文字として読み取れません。
ファイルが壊れている——解凍ソフトで一度開いてみて、正常に展開できるか確かめてください。
ChatGPTでファイルの添付そのものがうまくいかない場合は、別の原因も考えられます。
対処法は、別記事で詳しく解説しています。
→ ChatGPTが使えない時の原因と対処法|エラー・ログインできない時の解決策まとめ
ZIPで渡すのが向いている場面・向かない場面
便利ではありますが、いつでもZIPが最適というわけではありません。
向いている場面
- 資料が5つ以上あり、1つずつ添付するのが面倒なとき
- フォルダの構造ごと見てほしいとき
- 同じ資料一式を、別の会話でも繰り返し使いたいとき
向かない場面
- ファイルが2〜3個しかないとき(そのまま添付したほうが早い)
- 特定の1ファイルだけを詳しく分析したいとき
- 正式なサポート対象であることが重要な業務用途
普段の作業では便利に使えますが、絶対に失敗できない場面では、正式に案内されている形式で渡すほうが安心です。
よくある質問
ZIPの中にPDFが入っていても読める?
読めます。
ただし、紙をスキャンして画像として保存されたPDFは、文字として取り出せないため中身を読み取れません。
フォルダをそのままアップロードできる?
フォルダごとの添付には対応していません。
ZIPにまとめてから渡すのが確実です。
中の1ファイルだけを詳しく見てもらえる?
できます。
「〇〇.txtの内容だけ詳しく教えて」のように、ファイル名を指定して質問すれば、そのファイルに絞って答えてくれます。
ZIPは公式に対応していると書いてある?
対応形式の一覧には記載されていません。
実際には読み取れますが、正式に案内されている機能ではないため、将来的に扱いが変わる可能性はあります。
他のAIでもZIPは読める?
サービスによって異なります。
実際に同じZIPファイルをPerplexityに渡してみたところ、「ファイル形式はサポートされていません」とエラーが表示され、添付そのものができませんでした。
ChatGPTで読めるからといって、他のAIでも同じとは限りません。
Claudeの対応形式は、別記事で詳しく解説しています。
→ Claudeに添付できるファイルの上限は?サイズ・数・形式を完全整理【2026年最新】
検証情報 この記事は実際にChatGPTへZIPファイルを添付して動作を確認した結果をもとに構成しています。無料アカウントと有料プランの両方で検証しました。同じファイルをPerplexityに渡した場合はエラーとなり、添付できないことも確認しています。ZIPは公式の対応形式一覧に記載がないため、今後の仕様変更で挙動が変わる可能性があります。 最終確認:2026年8月時点
もっとAIを活用したい方へ
ファイルの扱い以外にも、AIで作業を効率化できる場面はたくさんあります。
気になる記事から読んでみてください。
- ChatGPTが動かないときは → ChatGPTが使えない時の原因と対処法|エラー・ログインできない時の解決策まとめ
- 長い資料を要約したい方は → AIで要約する方法|長い文章・PDF・YouTube動画を一瞬でまとめるコツ
- Claudeの添付条件を知りたい方は → Claudeに添付できるファイルの上限は?サイズ・数・形式を完全整理【2026年最新】
- AIで資料を整理したい方は → AIで情報整理するなら何がおすすめ?初心者向けツール5選と選び方
まとめ|まずは手持ちのZIPを1つ試してみる
ChatGPTとZIPファイルについて、ポイントを整理します。
- ZIPはそのまま添付できる。解凍は不要
- サブフォルダの中まで展開して読んでくれる
- 日本語のファイル名も文字化けしない
- 無料版でも有料版でも同じように読める
- パスワード付きはファイル名だけ見える。パスワードを伝えれば開ける
- 公式の対応形式には記載がないため、仕様変更の可能性はある
- 業務用ZIPのパスワードをチャットに入力するのは避ける
「非対応と書いてあったから解凍していた」という方は、一度そのまま添付して試してみてください。
資料が多いほど、手間の差が大きくなります。
ただし、便利さと引き換えに何を渡しているかは、常に意識しておいてください。
中身を見られて困る資料は、そもそも渡さないのがいちばん確実です 😊
この記事のポイントまとめ
- ChatGPTはZIPをそのまま読める。解凍して添付し直す必要はない
- サブフォルダの中、日本語ファイル名、複数形式の混在すべて対応
- 無料版でも有料版と同じように読み取れる
- パスワード付きZIPはファイル名だけ表示され、中身は暗号化されたまま
- パスワードを伝えれば開けるが、業務用の資料では避けるべき
- 公式の対応形式一覧には載っていないため、今後変わる可能性がある
- PerplexityではZIPを添付できず、対応はツールによって異なる


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